緑の党・東海

脱原発アクション

ウクライナは最悪の事態だが米国は介入すべきでない

緑の党の会員、A.Niwaさんが、3/6、小牧脱原発パレードの集会で訴えました。

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ウクライナは最悪の事態だが米国は介入すべきでない

「君と僕は同じ未来を見ている」「駆けて駆け、駆け抜けようではありませんか」と、かつて安倍晋三首相がラブコールを送り、当時のトランプ大統領が尊敬していると語ったロシアのプーチンが、2月24日ウクライナに攻め込みました。

 人類史上初めて、核兵器と原発を持つ国において戦争が起きたのです。10日が経過し、ウクライナは大量殺人の現場となっています。最悪の事態です。

 ただ一つの救いは、米国とNATOが、軍事的対応はしないと明言していることです。米国とNATOが、軍事行動をしないことに対し、駐日ウクライナ特命全権大使・セルギー・コルスンスキー氏はロシアの侵攻前『週刊金曜日』の取材に対し「米国・NATOが軍事行動をしないことは正しい。もし、ロシア軍が行動を起こせば、米国と欧州は経済制裁を課すでしょう。そして、ウクライナに軍備を提供してくれるでしょう。私たちは自分で戦うことになります。それでいいのです。」と語っていました。

ロシアの約束違反である

 30年前ソ連崩壊時、ウクライナには176台のミサイル発射台と1240基のICBM核弾道ミサイル、3000の戦術核兵器があったといわれています。当時ロシア、ウクライナ、ベラルーシなどを中心に11か国からなる独立国家共同体・CISがつくられ、このCISにより核兵器は統一管理されることになりました。

 1994年、ウクライナは、イギリスとアメリカの立ち会いのもと、核兵器を放棄する代わりに領土の安全を永久に保障されるという約束をロシアとの間で交わしました。ブダペスト合意と呼ばれています。ところが、2014年、このブタベスト合意に反し、ロシアはクリミアを併合し、ウクライナはCISから脱退したのです。

核兵器と原発を人質に世界を脅している

 ベラルーシのルカシェンコはロシアと軍事演習を行い、核を受け入れる用意があると発言しています。ベラルーシとの国境のチェルノブイリ原発はロシア軍によって占領されました。

 現在ウクライナには4か所15基の原発が存在します。ウクライナ南東部の6基の原発を有するザポリージャ原発では、人びとが人間の盾を作り原発を守っていました。3月2日、このザポリージャ原発にロシア軍が攻撃を加えました。原発はロシア軍の手に落ちました。そして4日、ロシア軍の砲撃を受け火災が起きてしまいました。火災は鎮火した模様です。

独裁者が必ず後悔する日が来る

 強気なプーチンに比べ、弱腰なバイデン大統領は物足りないという人がいます。しかしそれは錯覚です。この半世紀ベトナム、アフガニスタン、イラクと大国の軍事侵攻はすべて失敗し、悲惨な結果となっています。はじめは威勢のいい権力者に支持が集まったとしても。それは一時のことです。必ず自分が犯した罪を後悔する日が来ます。

敵基地攻撃能力は日本をロシアのような国に変える

 日本では、このウクライナ侵攻を台湾有事、北朝鮮のミサイル発射と結び付け敵基地攻撃能力、さらに核武装へと煽る動きがあります。この危機に乗じて憲法改正を加速しようとするものです。日本がウクライナのように他国から攻撃を受けた場合に備えるべきだというものです。はたしてそうでしょうか。敵基地攻撃能力というのは、ウクライナの立場から自国の防衛を備えるものではありません。それはロシアの立場から相手国を攻撃しようとするものです。敵基地攻撃能力とは、日本をロシアのような国にすることを意味します。日本をロシアのような国にしてよいはずがありません。

世界に沸き上がる「平和を愛する諸国民」の声

 憲法前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼し」とあります。これに対し、そんな諸国民などどこにもないという人がいます。はたしてそうでしょうか。ウクライナ侵攻直後からロシアの50以上の都市で反戦デモが行われました。先週の日曜日には、ベルリンにおいて10万人以上が集まり、ロシア大使館とウクライナ大使館が人間の鎖によってつながりました。すでに世界では「平和を愛する諸国民」の声が沸き上がり、世界中に広がっています。こうした平和を求める人間の声こそ平和のための礎です。

核兵器の正体は核のゴミ

 さて、この戦争により核兵器の正体が明らかになりつつあります。核兵器とはいったい何でしょうか。核兵器とは核のゴミに他なりません。核兵器とは核のゴミ、それ以上のものではありません。原発の末路は二通り、事故か廃炉か、壊れるか壊すか、壊れる前に壊す。必ず廃炉にできます。