緑の党・東海

緑の党・東海の活動

緑の党・東海 第141回 運営委員会 報告

<2018(核時代73年)7月22日(日)20時~22時>

出席 小林、林、岸、グットマン、井上、尾形

欠席 功久、辻

オブザーバー参加 油田、栗原

1、  学校教室へのエアコン設置について

≪状況≫

・井上は多治見市長に、学校の必要な教室にはエアコンを性急に設置するように要求していた。たとえば、3階(最上階)の教室、学童保育の教室など。市長は5か年計画で設置するとしていたが、多治見市で40度を超える猛暑をきっかけに、ネット炎上し盆踊り大会で市長は、前倒しして設置すると発言することになった。

・林は、あま市長に手紙を送り、早急に学校にエアコンを設置するように要請した。

・名古屋市は、2015年度に市立小中学校の普通教室へのエアコンの設置を完了した(設置率100%)。特別教室はまだ100%ではない。

≪意見≫

・必要なエアコン使用はすべきだが、多くの場合、設定温度が低すぎる。28度といわず、30度に設定して「普通の暑さ」にすべき。エアコンがないと耐えられない体になってしまわないように。

・夏休みを早くする措置をすべき。

・諸外国と比較すると、日本の学校の夏休みは短い。一方、休みを増やすと授業数が減り、学力低下の懸念が起こる。学校教育の改善は別途必要だ。また、共働き家庭や、学校給食に頼る貧困世帯の子どもは困る。

・学童保育所を増やし値段を下げると、夏休みだけの参加児童も増え、難民収容所のような状態になる。ますます待機児童が増えるという状況になる。指導員の数も待遇・給料も十分ではないから。

・スウェーデンなどでは、親が働いている働いていないに関わらず、社会教育として学童保育が充実している。

・この猛暑は、命に係わる暑さであり緊急事態だ。しかし、なぜこれほどの猛暑になったか、温暖化の深刻さを認識すべき。

・エアコン室外機からの熱風が周りの温度をさらに上げていることを認識すべき。

・お金を出せばエアコンを使えるし、店舗など客を呼び込める。そのために、エアコンが買えない人、なしで頑張っている人に余計に暑さを強いることになる。設定温度を厳しく制限するべき。同時に、カーボンプライシングを導入して、エアコン使用をもっと高額にすべき。

・エアコンは自分さえ涼しければという、自己中心な機器だ。

・頻繁に風呂でぬるま湯を浴びたり浸かって体温を下げるなどの工夫をしよう。昔、イラクのバスラという、当時世界最高気温記録を持っていた町を訪れ、気温は56度だったが、日本のようにバタバタと死亡者が出ていなかった。彼らは、暑い時間は働かない。

2、  選挙スクール

○第2回7/14(土)を行った。

テーマ:政策を作る。表現のしかた。チラシ、ポスターの作り方。

講師:松谷清さん(静岡市議(緑の党)、立憲ネット共同代表)

≪感想など≫

・立憲民主党、市民アクション@愛知3区などからの参加あり。参加者は党内よりも党外からの方が多かった。

○第3回8/25(土)具体的なノウハウ。スケジュール。ネット戦略。

時間:13:30-16:30

場所:イーブルなごや 第4集会室

講師:宮部彰さん(緑の党グリーンズジャパン運営委員)

○第4回9/22(土)実践編。さあ、街に出てみよう!

時間:13:30-16:30

場所:名古屋市教育館 第1研修室

講師:宮部彰さん(緑の党グリーンズジャパン運営委員)

3、7/15 種子(たね)上映会+お話会(自然農家2人)@Volvox(津市)

 主催:油田、グットマン、大西さん

・映画本編は、種子をめぐるラテンアメリカでの闘いが中心。それと日本での種子法廃止、種苗法改正、農業競争力強化支援法、による影響についてまとめた解説編がセットになっている。

・日本では野菜はすでにほとんどが民間企業が作るF1種になっている。種子法は、日本人の基本となる食料である主要穀物(米、麦、大豆など)の安定した供給を守ろうとするもの。

・午前の部、午後の部とも定員を超え、合わせて80名の参加者があり関心は高い。三重県議4人、亀山、鈴鹿市議会議員2人の参加もあり。

・都道府県が種子法廃止を危惧し、これまで通り主要穀物の研究、生産を担えるような条例制定を進めているが、種子が高くなること・多国籍企業に情報を取られること・農協や県の特権を奪われることへの反発が中心だ。

・2人のゲストスピーカーは、無農薬、無化学肥料での栽培、手作業での多種少量生産、固定種の自家採取を進めるなど種子の民営化やGM企業の独占への反発のみならず、現在の日本農業の大規模で画一的なあり方への強力なアンチテーゼとして自然農法での栽培を行っている。

・農水省も種子バンクを持っている。多様な種の米の保持によって気候変動にも対応できるように。

・地球の生態系と調和して作物の力を引き出すアグロエコロジー=自然農法を目指すべきだ。タネと化学肥料・農薬をセットで購入しなければならない農業モデルによって、小規模農家はたとえ収穫を上げても、お金がかかり借金を背負ったり、農地は痩せて汚染され、自らも農薬の汚染にさらされ、全く持続可能ではない。

4、例会・学習会

(1)緑の尾張例会 7/10(火)

・次回は8/21(火)13:00-15:00

(2)8/25(土)中村敦夫朗読会@豊田産業文化センター。前日8/24(土)@昭和小劇場

(3)その他

・気候ネットワークの伊与田さん:9月以降

・東京で行った学習会のDVDあるので学習会ができる。

4、リニア公聴会7/6-7/7(国交省主催)にて、小林ほか反対派が質問した。

・質問者・傍聴者が少なかった。6/4にネットや新聞で広報があったが、よくネットを見ていないと気付かなかったから。大深度地下説明会に質問を寄せた人に連絡があると思っていたがなかったので。

5,その他

・基本政策「子ども政策」に病児保育に関する文言を次回の地域代表協議会に向けて提案しよう。→グットマンが文言を考える。

*次回運営委員会スカイプ会議:2018年(核時代73年)8月5日(日)20時より

会員・サポーター・東海フレンズなら、希望者は、基本的に誰でもオブザーバー参加できる。

希望の方は、こちらまでご連絡ください。 info@greens-tokai.jp