緑の党・東海

緑の党・東海の活動

緑の党・東海 第113回 運営委員会報告

<2017(核時代72年)4月15日(日)20時~22時>

出席 小森、岸、林、小林、井上、辻、尾形

欠席 なし

オブザーバー参加  川畑

1、グローバルグリーンズ世界大会報告会

・時間:4/23(日)13時集合、13時30分開始、16時終了

場所:中村図書館 集会室

・発表者・辻:スウェーデンの産業経済大臣による炭素税など政策の説明にもっとも感銘した。

・発表者・尾形:GDPに代わる政策指標、ベーシックインカム、比例代表制を望む選挙制度の改革などのセッションに参加した。緑の理念がもっとも進んだ思想であると確信した。

・司会:井上?

・プロジェクター用意 岸が尾形宅に運ぶ

・ニュースレター配布 300部注文済み

・三河でも報告会を企画する。

・5/13(土)に、津市で報告会を開く。

 

2、青木講演会

・テーマ:ベーシックインカム

・参加料500円

・6/10(土)13時集合、13時半開始。中村図書館(仮)

 

3、野党共闘など市民運動

(1)愛知県

・座間宮ガレイさんの選挙勉強会が3月31日から4月3日まで愛知ツアー。

– 天白区の会:トランプの勝利は地道にミニ集会を重ねた努力によるところが大きい。

– ヨーロッパでは極右の台頭をけん制して、左翼が上昇する場面もある。フランス大統領選では、圧倒的リードだった極右が落ち、中道左派と並んだ。一方、大ディベート(全候補者の討論会)のあと、リベラル候補が上昇した。

– 天白区の投票率が名古屋市の中でも低い方である原因の1つが、1次産業・2次産業従事者が少なく、サービス業従事者が多いこと。

– 日進市の会:野党共闘を元気にやっている。

– 新城市の会:参加者30人弱のうち、産廃問題に関わる「がっつり層」と「おっかなびっくり」層が一緒だったので、後者はやりにくそうだった。

・半田市長選(6/11投票)に立候補予定の浅野まりな氏を緑の党・東海として応援してはどうか。半田市立病院に勤務する医師。主に訴えるのは、子育て支援と病院の建替え問題(この地域は南海トラフ大地震の際には避難地区になると予測されているのに、今の隣に建替える計画を現市長は示した。)女性首長を実現する会愛知が全面的に応援。事務所開きの日(4/15)に谷岡郁子氏も駆け付け、「災害時に機能出来ない病院はだめ」と述べた。

・豊橋議会を傍聴しようという運動をしている

– 設楽ダム反対の請願について3月議会を傍聴した。家庭教育支援条例が議論されていることを知った。

– 「議会のことが分からないので議員さんに聞こう」と36人7会派のうち、各党派から1人ずつ聞こうと6人に呼びかけ、3名は日程が確定した。

(2)名古屋市長選

・緑の党・東海は、岩城正光氏を応援を決定した。

・自由党愛知県連の西岡さん、松原さんは河村氏を支持。

・つなぐ会@3区が両候補に質問状を出し、河村氏から意味不明の返事あり。「ご質問ありがとうございます。また、ご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。河村たかし」

・岩城氏は早々に返事が来た。

– 憲法について:子どもの権利を守る仕事をしてきた。憲法25条が原点。人権保障の前提として,何よりも平和=憲法9条が大事。憲法遵守は当然。

– 安保関連法について:廃止が望ましい。

– 原発再稼動について:再生可能エネルギーにシフトしていく

 

(3)岐阜県

・岐阜5区:市民連合が、阿知波 吉信 (あちは よしのぶ)氏との政策協定に核のゴミ問題を入れるか?検討中。核融合の件も入れるか?こちらは難しいだろう。

・前回の衆院選では、岐阜県の民進党候補は全員、核燃料サイクル推進とする中電との協定を結んだ。今回は反原発となる。

・岐阜1区:ぎふ市民連合は、民進党の吉田りえ氏に決め、地道な勉強会を毎月1回行っている。ピースハートも4/19に3野党(民新・共産・社民)の代表を揃えて街頭宣伝を行う。

・岐阜県では国会議員を1人しか出しておらず、じり貧である。地方議会から増やさないといけない。「岐阜から一歩の会」を設立した。5/27第一回の会合に、今井雅人衆議院議員(民進党岐阜県連代表を招き、市民運動、市会議員らを呼んで、地方の具体的な課題を共有する。これなら自分もと挑戦する人を増やすために。

・4/23投票の各務原市長選で、三丸(みまる)文也氏(75)を山中・元松阪市長、小森・井上が応援する。

(4)三重県

・四日市市のメガソーラー問題:3/24(金)市議会本会議で請願は、継続審議になったが、流れる訳ではなく、都市・開発常任委員会に差し戻され、4月14日に来期(6月)に再度、審議することになった。

 

4、温暖化対策と再生可能エネルギーへシフトについて議論

・パリ協定での日本の目標:2030年度までに、2013年度比で、温室効果ガスの排出を26%削減」し、2050年には、80%削減する目標

・メガソーラーはダメとかこだわっていては、温暖化を止められない。

・太陽光は20年でゴミになるという問題があるが、それを差し引いても再生エネルギーなので良い。しかし、メガソーラーは、立地やシステムによって問題がある。

・四日市のプロジェクトは、広大な里山を切り倒す。160ha=東京ドーム、四日市の緑化率が14%から10%になる。CO2を吸収する森が減ることは、温暖化対策に逆行する。

・エネルギー民主主義の問題である。大資本が経営するメガソーラーでは、利益を土地所有者や地元経済に還元されない。「福島の現在を知る旅」で聞いたのは、放射能で汚染された土地に、東電・東芝・日立がメガソーラーを建設している。

・九州電力は、ソーラー電力を買わない。政府は、温暖化対策を推進する気がない。

・スウェーデンは、炭素税を導入した。CO2を出す石炭火力は不利になるからシフトする。グローバルグリーンズ大会で、スウェーデンの大臣は、EU全部にはまだ炭素税は導入されてないので、導入するよう働きかけると言っていた。緑の党が政権に入るとこういう政治を行うことができる。

 

5、供託金キャンペーン

・日本弁護士会の人権委員会に署名を届け受諾されたが、そのままになっている。

・宇都宮さんらが供託金違憲判決訴訟を起こした。弁護士会の判断を仰いだ方が良かったのに。しかし、裁判を起こしたのだから、盛り上げていこう。

・緑の党は、緑の党として3年とか期間を決めて5万とか10万とか署名をしこしこ集める運動をするべき。東海でも5000とか1万とか。

・地方議会に陳情/請願を出そう。供託金廃止を求める意見書を国にだして下さいと。たとえ、秘訣されても失うものはない。毎年出してもいい。

・若者に声をかけよう。供託金は、若者が立候補しようとするとき特にハードルになる。

・かつて、自民党の青年部が署名を集め、供託金削減が可決される一歩手前まで行った。

・日本会議は、戦後民主主義の彼らの逆境の下で、明治憲法復活のための地道な努力を50年続けてきて、今、それが盛り上がっている。故に我々も、地道な運動を続け、これに対抗しえる力をつけて行かなければならない。

 

6、松尾匡さん講演会:反緊縮について議論

・(松尾匡さん)トランプ情勢、解散総選挙の可能性ある。今の政権はナチスのようになっている。お金の使い方が従来の公共投資型。民進党は、野田幹事長の下、緊縮財政を唱えているが、経済問題に強い人がトップになって欲しい。財政支出の先は、安倍さんとは違い、福祉や老朽インフラの建て替えなどに使うべき。

・共産党系の参加者は驚いていた。

・松尾熱がさめた。インフレにならない、じゃんじゃんお金を使えと言っても、財政赤字は解決できると思えない。

・赤か緑かの問題。今の安倍を止めるために選挙に勝たないといけないのは、短期的な課題だ。どうせすぐに政権に関われないなら、憲法や貧困の問題は共産党や社民党に任せて、緑の党は、持続可能性と脱成長をぶれずに唱える方が良いのではないか。

・金融緩和・通貨を刷るのは国だからできる。地方では、財政支出を増やすと借金になる。

 

7、リニア勉強会:スピーカーは、中川・中京大名誉教授と国労の愛知県幹部

・JR東海ユニオン:労使協調の組合で組織率98%、リニア推進。国労東海は、ほぼリニア反対だが、採決はできない。JR東海労はリニア反対。

・電磁波は環境アセスメントの対象ではないと聞き驚いた。人間の健康や災害は、環境ではないから。愛知環境局の見解であり、環境省の見解だろう。

 

*次回運営委員会スカイプ会議:2017年5月6日(土)20時より

希望者は、基本的に誰でもオブザーバー参加できる。