- 投稿日:2020年02月16日
- カテゴリ:持続可能な未来のために
2/16(日)、オーガニック名古屋市政の会、緑の党・東海、女性首長を実現する会愛知の3者が共催で緊急シンポジウムを開きました。
約40人の参加で、名古屋市政をどうしたいか、活発な議論ができました。
1人めのパネリストは、私、尾形慶子です。話したの下のとおり。
1、この1年、名古屋で気候危機対策を訴えることの重要性
2030年までに温室効果ガス排出をほぼ半分に
2050年までに実質ゼロにしないと、取り返しがつかない
そのために、今年末までに野心的な削減目標を日本は出さなければならない。
2、SDGs未来都市に選ばれた名古屋だけど、開発と経済成長ばかり
17の目標の中で
「SDGs未来都市計画」の重点目標や取組みに登場回数
多いのは:
8「働きがいも経済成長も」×16回
9「産業と技術革新の基盤をつくろう」×14回
11「住み続けられる街づくり」×8回
それに反して:
1「貧困をなくそう」×0回
2「すべての人に健康と福祉を」×0回
5「ジェンダー平等を実現しよう」×0回
16「平和と公正をすべての人に」×0回
3、2020年度予算案に見る名古屋市政
多額の予算が付けられるのは:
・リニア開業に向けた街づくり 6億7900万円
・ささしま/名駅南アクセス改善 2億円
・栄まちづくりプロジェクト 19億5690万円
・高級ホテル立地促進 1件10憶円を10年分割×何件?
・名古屋城天守閣の設計関係・木材管理・発掘調査だけで2億円
削られるのは:
・公立保育園99園 民営化されます
・学校調理 民間委託を増やします
・学校給食費 上げます(小学校年6000円増、中学校ランチ1色40円増)
・市営住宅 戸数を削減します
4、名古屋市に提案したい3つの柱
(1)名古屋をクールダウン、安心の街に
例:光熱費ほぼゼロの市営住宅
(2)ジェンダー平等、多様性の尊重
例:セクハラ・パワハラ防止策を名古屋市の契約企業に義務化
(3)子どもを名古屋の宝に
例:オーガニック無償給食、保育士の待遇改善
2人めのパネリストは、岡山朋子さん。
生ごみを堆肥にする「おかえり野菜」など、食品ロスとゴミを減らす取り組みなどを話しました。
3人めのパネリストは、岡村晴美さん。
弁護士として、DVやセクハラ・パワハラ被害者の支援について話しました。
フロアからは、「スーパーでは量り売りを増やして、プラスチック包装を減らせばいい」や「名駅周辺のビル容積率を上げて開発するのに反対」など活発な意見やアイデアが出されました。