- 投稿日:2018年09月02日
- カテゴリ:緑の党・東海の活動
(文責:尾形慶子)
2018年8月25日、緑の党グリーンズジャパン運営委員の宮部彰さんを講師に迎えて、第3回選挙スクールを開催しました。
第1回のテーマが「議員になって何ができるか、議会とはどんなところか」、続く第2回は「政策の作り方、表現の仕方」でしたが、第3回は「選挙必勝マニュアル」を見ながら、具体的な戦略を話し合いました。
*(参考)
「自治体選挙に挑戦しよう!
思いをカタチにする 選挙必勝マニュアル」発行
5/25発行/A4判64ページ/頒価 2,000円
もくじ等詳しくは以下をご覧ください。
http://greens.gr.jp/pub-pub/22848/
≪3つの票田の獲得戦略:①人脈票、②地域票、③不特定票≫
①人脈票:家族・親戚・同窓会・趣味やボランティア活動などを通じた繋がり。
②地域票:在住・出身の地域の票。
③不特定票:①②のどちらでもない票。世論、ブーム、「風」に左右されることがある。
この3つを積み上げて、当選ラインに達するように目標を立てます。当選ラインは、前回選挙の最下位当選者の得票数から予想します。
当選ライン | 人脈票 | 地域票 | 不特定票 | 合計 | 獲得数 | |
事例A | 1000票 | 400票 | 400票 | 400票 | 1200票 | 1600票 |
事例B | 1000票 | 500票 | 100票 | 800票 | 1400票 | 1290票 |
あなたは? |
2つの事例を見てみましょう。事例Aも事例Bも、たまたま当選ラインは1000票でした。事例Aの候補者は、人脈票も地域票もまんべんなく獲得できると予想していました。それに加えて、とても評判の良いチラシを作ることができたので、予想を上回る不特定票を獲得できたようでした。結果として、目標を大きく上回り上位当選することが出来ました。一方事例Bでは、元々出身地ではない街で立候補したために多くの地域票を望めず、街頭宣伝などに力を入れて不特定票の獲得に力を注ぎましたが、ブームの他党に票を取られて、大変な苦戦を強いられました。
≪告示日にはほぼ当落は決まっている:事前の政治活動が重要!≫
選挙期間に入る前に、3つの政治活動をどれだけやり切るかが当落を決定すると言って過言ではありません。
1、個々面接:人脈票・地域票の獲得のために。ほかに電話掛け、公選ハガキ依頼、SNSでの宣伝もやりましょう。
2、街頭宣伝:不特定票の獲得のために。
3、チラシのポスティング:不特定票の獲得のために。
ただし、2、街頭宣伝も同様ですが、全選挙区をカバーすることはできないので、重点地域を決めて取り組むと良い。
≪活動の質と量、そして資金を確保しよう!≫
- 質が悪ければ、大量にアピールしても票の獲得につながらない。
チラシの質や街頭演説のパフォーマンスが悪ければ、どんなに頑張っても得票には結び付きません。また、候補者に魅力がなければ、個々面接でも票を獲得できません。
- 質が良くても、大量のアピールがなければ票は獲得できない。
6ヶ月かけるか、3ヶ月か、1ヶ月か、1週間か。時間があれば大量のアピールが実現できます。量を確保するためには、早いスタートを。
- 資金が少ないと、質も量も確保できない。
チラシの全戸配布はボランティアでは難しく、スタッフがポスティングに手を取られ実務に回れないと、候補者の活動は鈍くなります。必要あればポスティング業者を使うべきですが、それも資金がなければできません。
*選挙スクール 最終回は:
とき:9/22(土)13:30-1630
ところ:名古屋市教育館 第1研修室(栄・名古屋市)
講師:宮部彰さん(緑の党グリーンズジャパン運営委員)
テーマ:自分のチラシを持ち寄って検討しよう!そして、街に出よう!
*ご注意
緑の党グリーンズジャパンに敵対し、イベントを妨害する恐れがあると主催者が判断した方に対しては、参加をお断りすることがあります。