緑の党・東海

脱原発アクション

COP26会期中の世界気候アクション、名古屋でも

11月6日、名駅JERAの前でCOP26にあわせ、気候危機を訴えるスタンディングを行いました。緑の党の会員、A.Niwaさんの訴えをお聞きください。

<石炭火力を廃止しよう>」

みなさん、この名古屋駅の標高をご存知でしょうか。海抜わずか2mです。もし海面が2m上昇したならば、海岸線はこの名古屋駅に迫ります。決して絵空事ではありません。

今年8月、人類の観測史上初めてグリーンランドに雨が降りました。本来であれば、雪と氷に覆われ雨とは無縁であるはずのグリーンランドに雨が降ったのです。

グリーンランドには高さにして1500m、体積にして290万立方キロメートルもの氷があります。これが全て融けたならば海面は6m上昇します。グリーンランドの氷の3割が融けたならば、今この立っている場所が海岸線となってしまうのです。

私たちが日々排出する二酸化炭素により、地球の温暖化が進み、その勢いは加速しています。人類が排出した二酸化炭素の半分はこの30年間に排出されたと言われています。グリーンランドではすでに2012年から大量の氷が溶けはじめ、その量は現在、海面を毎年約3mm押し上げていると言われています。そして、科学者の予測を超えて、その溶けだす氷の量は年々加速しているのです。

お湯を温めると表面から温まりますが、海はそうではありません。なぜでしょうか。一つの理由は氷が水に浮かび海水表面を冷やしているのからです。もう一つの理由は氷ができるとき、大量の重たい高濃度食塩水ができ、これが沈み込んで、深層海流となり海をかき回してくれているのです。

名古屋駅周辺は海抜2m。温暖化の海面上昇で海に沈むかもしれないとA.Niwaさん。

現在海水表面は200mまで温まってしまいました。これは地球温暖化による氷の減少と無関係ではありません。

このままでは10年後2030年の夏には北極海の氷がなくなり、そして、また、もし気温が2度上昇したならば、名古屋市の27%が水没するという科学者もいます。すでに、気温は産業革命以来1.1度上昇し、決して遠い未来の話ではありません。

昨年3月欧州議会において、スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさんは「私たちの家は火事です。火事が起きているように行動してください」と訴え、世界中の若者がこの言葉に共感しました。自分の家が燃えている時に、火を消すことを躊躇する人はいません。

ところが先日の衆議院選挙では気候危機は政策の争点にはなりませんでした。しかし、気候危機の本当の恐ろしさを知るのはこれからです。台風、洪水、旱魃に加え、食糧危機、戦争、そしてコロナなどの感染症も気候危機によるものであるという科学者もいます。

私たち緑の党は、日本の電力の約3割をつくる日本最大の発電会社JERAの前で、地球温暖化による気候危機に警鐘を鳴らすとともに、石炭火力発電の停止を訴えます。

現在イギリスで行われている、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議・COP26において、日本の岸田首相は、石炭火力発電の継続方針を示し、不名誉な化石賞を受賞しました。一昨年のCOP25に続いて2回目の受賞です。

石炭火力発電は、地球温暖化の最も大きな原因です。欧州各国は2023年までに石炭火力を全廃する方針です。アメリカも2035年までに電力を脱石炭化する方針を決めました。

気候危機により私たちの衣食住が破壊される前に、世界が協力してこれを食い止めねばなりません。

みなさん、日本政府と石炭火力発電を行うJERAに対し、石炭火力発電を止めるよう要求していきましょう。私たちの衣食住と、平和を守るためです。言い訳をしている時間はありません。残された時間はわずかです。

「真の力は普通の人々に宿っているのです。」—グレタ・トゥンベリさんの言葉

<COP26開催されているグラスゴーでも>

システムを変えよう、気候を変えるのでなく

グラスゴー(イギリス)では、雨にもかかわらず、多くの学生・NPO・市民が街頭でアピールした。(ロイター通信記事)https://www.reuters.com/business/cop/thousands-rally-rainy-glasgow-cop26-climate-action-2021-11-06/