- 投稿日:2018年03月14日
- カテゴリ:声を上げよう
2018年3月11日の東海地方は、晴天に恵まれました。東北大地震とそれに続く福島原発事故から7年の月日が巡った日、名古屋、岐阜、津ほか各地で原発をなくすためのイベントが開かれ、緑の党の仲間がたくさん参加しました。
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3.11 原発ゼロNAGOYA ACTION
大飯・玄海原発再稼働反対! 老朽原発廃炉!
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みんなともだち tunagari フェスティバル final
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3.11 NO NUKES Market and Parade in 津
by さようなら原発三重パレード
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イベントの最後に集会宣言を採択しました。
【集会宣言】
内閣総理大臣、
三重県知事、
中部電力、並びに、東京電力広瀬社長
前世紀、人類は核分裂の連鎖反応により膨大なエネルギーが得られることを知り、兵器として使用するだけでなく、核の平和利用と称して、アメリカ・ソ連・ヨーロッパ各国で原発が作られ、アジアでも韓国や日本で原子力発電が始められました。
それ以来原発は、数え切れないほどの事故を起こし、スリーマイル島やチェルノブイリなどでは、周辺環境を破壊する放射能が漏れ、住民の避難を伴う過酷事故となってしまいました。核エネルギーの制御という試みはすでに前世紀に破綻しているにもかかわらず、「日本を支えるエネルギー政策」という大義名分のもと、自然災害が頻繁に起こるこの国で、今世紀初めには50基を超える原発が建てられてしまいました。
その結果、東京電力が福島第一原発事故を起こし、放射能の危険にさらされた12市町村の15万もの人々が強制避難となり、そのほかの地域でも多くの人々が放射能の危険におびえ、住み慣れた土地を離れました。また福島第一原発周辺の見渡す限りの土地は汚染され、人々は代々受け継いできた農地の耕作放棄を余儀なくされました。
ついに原発は、わが国始まって以来最悪の公害、環境汚染を引き起こしてしまったのです。
浪江町や大熊町・双葉町の沿岸部では今でも津波で破壊された港湾、住宅・学校など、様々な建物や荒れ放題の農地が放置されています。原発から放たれた放射性物質さえなければ、もうすでに再建され、人々の営みが戻っているはずです。
これは、日本の失策にとどまらず、人類の能力の限界というべきものであり、自らの能力を過大に評価してしまった結果が生み出した悲劇です。被ばく作業・環境汚染・温排水・人体への悪影響、長期にわたる「危険な物質」の保管・・・。原発は、人々の犠牲の上にしか成り立たない危険極まりないシステムなのです。
人類と原発は共存できません。経済優先の社会から、自然やいのちが大切にされる社会へ!私たちは、原発ゼロ社会を目指して行動するとともに、政府・地方自治体・電力会社および関係団体が、全原発を即時廃止し、自然エネルギーに全面転換するよう要求します。