緑の党・東海

政治塾

平均気温が2℃を超える世界とは?

2024年11月23日、名古屋市長選挙の投票日前日、尾形慶子候補を応援する緑の党グリーンズジャパンの山田淳吾さんのスピーチです。

気候について話そう

急に寒くなってきました。12月は平年並みに寒くなるそうです。 天気予報を見ていても、今はどうなっているのか、これから先どうなるのか、 聞くことはありません。だから、私からは、気候について話をします。

昨年、2023年は、世界の平均気温は産業革命前に比べて1.45℃上昇しました。1.5℃まであと0.05℃です。
今年は、さらに暑くなり、1.5℃を超えると言われています。
今の現状は世界が各国のCO2排出目標を達成したとしても、1.5℃はおろか2℃にすら抑えることもできません。
そして世界は、毎年、500億トンもの温室効果ガスを出しています。
なぜパリ協定は1.5℃を目指すのでしょうか?
それは、1.5℃と2℃では災害の大きさが違うからです。

2℃を超える世界とは?
1年の2ヵ月は猛暑日(35℃以上)になる?

1.5℃超えると言われている今年、世界では様々な気候災害が発生しました。
日本はというと、毎年豪雨災害が起き、今年は能登が被災しました。
愛知県も昨年、東三河で豪雨災害が起きて、68億円の損害を出しています。
名古屋では、35℃以上の 猛暑日が記録を更新 7月8月で39日間、9月も合わせると46日となります。
天気予報をみてても、暑い、熱中症に気を付けて、しか聞こえてきません。
でも、皆さんは、うすうす気候がおかしいと気づいているのはないでしょうか?
このままだとどうなるのでしょう?
2℃上昇すると1.2倍 10日間ぐらい伸びます。つまり、2か月間は猛暑日になります。
(2018年 36日だったのが 7月:17日、8月:22日、9月:7日) 

ヨーロッパでは、豪雨による大洪水。カナダの森林火災。アマゾン川の干ばつ。インドでは、猛暑。首都では50℃を超えています。
サウジアラビアのメッカの巡礼では熱中症で大勢の方が亡くなっています。
さらに台風は勢力が巨大化し、台風11号は中国・ベトナムを襲い、アメリカでハリケーン(ミルトン/ジョン)も大きな被害をもたらしました。(サハラ砂漠で大雨が降りました。)
これから、2℃になるともっと大きな被害が増えるでしょう。

生態系にも大きな影響があります。
サンゴの白化は50%進んでいて、2℃まで上がると99%死滅すると言われています。
鹿児島の指宿、静岡伊豆では、2012年には存在していた藻場(アマモ)がなくなっています。
急激な温度変化に耐えられない種が増えていて、身近に見られていた生き物たちが減少しています。
例えば、雀は3割減少しているという、環境省のモニタリング結果が出ています。

2020年生まれが、30歳になるときには?

こんな気候問題 一番影響を受けるのは、若い世代や子供たちです。
2020年に生まれた子供は、30歳になるときには、2℃~3℃平均気温が上昇し、いつ災害に見舞われるかわからない日々を過ごすことになります。

とは言え、私達にできるとこは小さなことです。一人では変えることができません。
でも、皆さんの声が集まれば変えれることがあります。それは『政治』です。
政治が変えれば、お金の流れを変えることができて、制度も変えることができます。

今、名古屋市長選挙、気候対策を訴えている候補が一人だけいます。 それは、尾形けいこさんです。緑の名古屋を訴えて夏は涼しく、冬は暖かい政策をします。 「尾形けいこ」さんを押し上げて、気候対策を進めましょう。
皆さんの声を投票という1票で聞かせてください。よろしくお願いします。