緑の党・東海

お母さんたちの命を守る運動

アーバンカウボーイ:福島っ子を支援するバー

安全な食品、健康な生活、子どもたちの健全な成長のための動きをご紹介します。
**********
新栄のバー・アーバンカウボーイのマスター・西田優太さんは、
ニシダッシュと呼ばれています。
ニシダッシュは、お店で出すメニューに使う食品の放射性物質について、
厳しくチェックしています。

最近では、全国の市民測定所が測定結果を公開しているので、
現在出回っている多くの食品の放射性レベルを確認できます。
関心をもっていろいろな食品のレベルを調べてみると、
クリティカル・ヒットさえ避ければ大丈夫じゃないかと
ニシダッシュは感じています。

クリティカル・ヒットとは、たまに検出される基準を超える高い
セシウムの食品です。
例えば、昨年秋からシイタケなどキノコに高いセシウムが検出された。
また、今の時期鍋物によく使われる魚タラからも
セシウムが検出されるといいます。

現在、厚労省の基準は、放射性セシウムが水10Bq/kg、牛乳50Bq/kg、
一般食品100Bq/kg、乳児用食品50Bq/kgという大雑把なわけ方。
これは、もともと法律で決められていた年間1mSvを超えないように
計算されたものですが、外部被爆が含まれていないし、セシウム以外の
核種も含まれていません。食品の放射性物質レベルをよりきめ細かく、
厳しく見る必要があります。
じゃあ、どれくらいの放射性物質なら許容範囲かは、
とても難しいですが自分たちで決めるしかありません。

ニシダッシュが自分の基準としているのは、年間1mSvのうち、
内部被爆の限度は0.6mSv、これをベクレルに換算すると1日126ベクレル。
(*注1:ICRPの換算係数による)外部被爆を0.4mSvとします。
各食品のベクレル水準を熟知しているニシダッシュは、
今日摂ったのは××ベクレルだなっと、ざっと計算できるといいます。
だいたい1日2~3ベクレル。10ベクレル摂ることは、
そうそうないとのこと。

漫然と怖がって神経質になる必要ないが、関心持って
市民測定サイトの動きを見守っていくのが良いと提案します。

そこで参考になる市民測定サイトはこちら↓
フードベース23 http://foodbase23.org/
厚労省の検査結果
 http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000029qee.html
グリーンピース シルベク
 http://www.greenpeace.org/japan/ja/campaign/monitoring/
信州放射能ラボ https://www.imeasure.jp/?page_id=427
セキュリティ東京
 http://securitytokyo.com/data/analysis1.html

ただし、福島の子供たちは1ベクレルもない食品を摂るべきと、
ニシダッシュは言います。
福島では、すでに年間1mSvを超える深刻な外部被爆をしているからです。
ニシダッシュは仲間と、昨年夏、福島の子供たちの保養キャンプを行い、
今年も企画しています。
先月から、福島県内での検診に不安を感じる家族を関東に招いて、
甲状腺検査を行っています。

ニシダッシュのアーバン・カウボーイはこちら↓
http://www.urban-cowboy.jp/
名古屋市東区東桜2-15-27落合ビルB1F
052-934-1999
デモ割あり:デモ帰りの人は500円割引。
高岳の関電名古屋支店から近いので、金曜デモのあとに体を温めるためにお寄りください。

(*注2:ベクレルとシーベルトを換算する係数には、ICRPのもの、ECRRのものなどが
あります。ECRRの係数を使うと、実効線量はICRPの場合より5倍高くなります。
また、K-40など天然核種の摂取による年間被曝線量0.4mSvに対する
100%の過剰被曝(すなわち0.4mSv/Y)を我慢の目安と考える人もいます。
Cラボでは、この年間0.4mSvを目安として食品自主基準を提案しています。)