緑の党・東海

緑の党・東海の活動

緑の選挙スクールin名古屋4回シリーズ 完結

(文責:尾形慶子)

東日本大震災・熊本地震の傷がまだ癒えていないのに、日本列島は集中豪雨、巨大台風、北海道大地震に襲われました。犠牲になられた方には心からお悔やみ申し上げます。

この夏の連日の酷暑も含め、世界中の一連の移譲気象は、地球温暖化と関係しているとWHO(世界気象機関)が発表しました。原発をなくし、持続可能な世界を創るために緑の党の役割はますます重要です。来年の統一自治体選挙と参議院選挙に向けて、緑の党・東海は選挙スクールを経て勝利への道を掴みました。

 

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緑の選挙スクールin名古屋4回シリーズ

完結:伝えよう!やり切ろう!勝利への道

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2018年6月から9月まで、市民の選挙スクール4回シリーズが完結しました。第1回は井上あけみさん(多治見市議、緑の党・東海の運営委員)が講師で「議員になって何ができるか、議会とはどんなところか」を学び、第2回には松谷清さん(静岡市議、緑の党静岡県本部)より「政策の作り方、表現の仕方」の話を聞き、第3回と最終回は宮部彰さん(緑の党グリーンズジャパン運営委員)を招いて「必勝選挙マニュアル」を見ながら具体的な戦略を学びました。

 

宮部彰さんの講義より:

≪3つの票田の獲得戦略≫

① 人脈票:家族・親戚・同窓会・趣味やボランティア活動などを通じた繋がり。

② 地域票:在住・出身の地域の票。

③ 不特定票:①②のどちらでもない票。世論、ブーム、「風」に左右されることがある。

この3つを積み上げて、当選ラインに達するように目標を立てます。当選ラインは、前回選挙の最下位当選者の得票数から予想します。

 

 

当選ライン 人脈票 地域票 不特定票 合計 獲得数
事例A 1000票 400票 400票 400票 1200票 1600票
事例B 1000票 500票 100票 800票 1400票 1290票
あなたは?

 

2つの事例を見てみましょう。事例Aも事例Bも、たまたま当選ラインは1000票でした。

事例Aの候補者は、人脈票も地域票もまんべんなく獲得できると予想していました。それに加えて、とても評判の良いチラシを作ることができたので、予想を上回る不特定票を獲得できたようでした。結果として、目標を大きく上回り上位当選することが出来ました。

一方事例Bでは、元々出身地ではない街で立候補したために多くの地域票を望めず、街頭宣伝などに力を入れて不特定票の獲得に力を注ぎましたが、ブームの他党に票を取られて、大変な苦戦を強いられました。

 

≪告示日には当落は、ほぼ決まっている:事前の政治活動が重要!≫

選挙期間に入る前に、3つの政治活動をどれだけやり切るかが当落を決定すると言って過言ではありません。

(1)個々面接:人脈票・地域票の獲得のために。ほかに電話掛け、公選ハガキ依頼、SNSでの宣伝もやりましょう。

(2)街頭宣伝:不特定票の獲得のために。

(3)チラシのポスティング:不特定票の獲得のために。ただし、②街頭宣伝も同様ですが、全選挙区をカバーすることはできないので、重点地域を決めて取り組むと良い。

 

≪活動の質と量と資金を確保しよう!≫

1、質が悪ければ、大量にアピールしても票の獲得につながらない。

チラシの質や街頭演説のパフォーマンスが悪ければ、どんなに頑張っても得票には結び付きません。また、候補者に魅力がなければ、個々面接でも票を獲得できません。

2、質が良くても、大量のアピールがなければ票は獲得できない。

6ヶ月かけるか、3ヶ月か、1ヶ月か、1週間か。時間があれば大量のアピールが実現できます。量を確保するためには、早いスタートを。

3、資金が少ないと、質も量も確保できない。

チラシの全戸配布はボランティアでは難しく、スタッフがポスティングに手を取られ実務に回れないと、候補者の活動は鈍くなります。必要あればポスティング業者を使うべきですが、それも資金がなければできません。

 

≪伝えたいことを思いを込めて!≫

選挙スクール最終回には、宮部さんが関わった数々の選挙運動について話し、参加者は自分のチラシなどを出し合い検討しました。

たとえば、あま市在住の緑の党会員・林悟さんは、市の無駄な支出削減(市庁舎の移転、給食センターの建設、火葬場の新設)を重点政策として訴える質の高いチラシ作りを検討しました。緑の党・東海のメンバーは、仲間の当選のために力を結集しようと誓い合いました。

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