緑の党・東海

緑の党・東海の活動

緑の党・東海 第97回 運営委員会 報告

*第95回、第96回運営委員会は、選挙関係の内容のため公表を控えます。

 

<2016(核時代71年)7月19日(火)20時~22時30分>

出席 功久、井上、小森、田中、小林、岸、鬼松、林、尾形

欠席 辻

オブザーバー参加 なし

1、参院選総括(意見を列挙する)

(1)岐阜選挙区

・自民党53万票 vs 民進党・小見山39万票 基礎票以上に、特に民進党が伸びなかった。

・岐阜市:共闘が遅かった。総がかり行動実行委員会が共闘を実現したのは公示直前だった。市民連合岐阜が頑張った。街宣が良くなった。共産党系市民団体も街宣に参加した。

・多治見ではよく競った。野党票をかき集めれば、勝てる状況にあった。みどりの会議の時代、前回の参院選でも緑票は多かった。きちんと訴えれば勝てる要素はあった。

・敗因の1つは、野田聖子の強い影響力。

・候補者の魅力に欠けていた。ライザップ問題を追及された。こちら陣営の熱意に影響した。

・連合頼みでない選挙ができるようにしなければならない。

 

(2)三重選挙区

・2万票差の僅差で、民進党・芝が勝ち切った。

・市民連合みえの岡歩美さんの大活躍、動員力、アピール力があった。彼女のスピーチは説得力があった。芝+岡の対話チラシの、若い女性と対話する絵が素晴らしかった。

・もともと民進党の強い県であるが、気合が徐々に入っていった。

・共産党も、候補者を下ろして完璧に協力した。民進党は、初め迷惑がっていたが、終盤、受け入れて、7月3日四日市での3000人規模の集会は目を引いた。共産党の中央委員・井上哲史も来て、民進・社民・共産の手を携えた絵ができた。

・200人ほどが参加する市民連合みえのMLがある。今後の活動に利用しよう。

 

(3)愛知選挙区

・自民100万票に続いて、公明・民進・民進の3人が50万票台で並び、共産が30万票台で落選。改憲勢力2議席 vs 護憲勢力2議席のドローなので、まずは良かった。

・民進の2人は、連合の組織票を上手く分け合って当選した。民進党は、市民よりも連合を選んだ。

・共産党・すやまは、連合から共産党嫌いの攻撃を受けた。市民活動家にも、野党には入れるが共産党は嫌という声が聞かれた。

・すやま陣営は、市民連合やミナセンなど市民との共闘がどこよりもできていた。今後に影響を与えるだろう。

・市民側は集票力がなかった。10万票名簿ネットワークを作ろうという声が上がっている。これは、砂を噛むような活動だ。個人情報の扱いも含め、慎重な議論が必要だ。

 

(4)全国比例区・東京選挙区ほか

・社民150万で福島みずほ当選。大河原まさこ落選。生活の党も1議席確保。

・緑の党が力を入れた山形の舟山やすえ(無所属)、新潟の森ゆうこ(無所属)ともに当選。

・福島選挙区で脱原発派、沖縄で新基地反対派がともに現職大臣を下して勝利。

・鹿児島知事選で脱原発の勝利。

・国民怒りの声45万、議席ゼロ。3年前の緑の党とほぼ同じ。緑の党は事前に助言していた。小林節はすでに離党し、残った人が残務整理をしているらしい。

・東京選挙区:自民2人、公明1人、共産1人、民進は、トップの蓮舫の他1人滑り込んだ。三宅26万、佐藤7万、増山9万、怒りの声8万。当落ラインは50万。

・兵庫・大阪は全敗。兵庫:自民1、公明1、お維1当選。共産が民進にまとまっていれば勝てていた。大阪:自民1、公明1、お維2当選。共産が次点、民進が次々点。

・松尾匡氏の言うとおり、野党側の経済政策が敗因の1つ。憲法をメインに訴え、経済政策は分配論のみだったので、選挙民に景気を悪くすると思わせた。本来の左翼は、金融緩和プラス財政支出を唱える。

 

(5)都知事選

・鳥越俊太郎氏の出馬表明と同時に、自治体議員の会(中心メンバーは緑の党会員)が推薦。野党4党統一候補を要請していたので。

・鳥越氏の政策に宇都宮氏の築地移転反対などが含まれず。

・リニア反対の要請は難しそうだが、しかたない。

・鳥越氏陣営の動きは鈍いらしい。小池氏がリードしている。

 

(6)憲法改正の国民投票ほか

・3分の2取れている衆院の解散はないだろう。安倍首相は早々に憲法改正発議・国民投票に打って出るだろう。最短のタイミングで来るだろう。

-秋の臨時国会で衆参両院の憲法審査会を開き、改正項目を絞り込む。

-来年1月の国会で憲法改正発議。

-来年後半に国民投票。

・9条も含め、がらっと変えてくるか。緊急事態条項の新設、憲法改正要件の緩和からくるか。

・公明党に、キャスティングボートとしての役割は期待できない。自民党の補完政党だ。

・減税は、衆院選小選挙区で共闘すべき相手か否か。

・名古屋市政では、給食の民営化や朝鮮学校への補助打ち切りなど自民党よりも右翼的。拉致問題と関連して朝鮮学校への補助を打ち切った件について緑の党の見解は決まっていない。しかし、拉致問題の解決には、北朝鮮に制裁するより、日朝国交の回復が先ではないか。

 

2、訴訟など

・高浜原発40年廃炉・名古屋行政訴訟:第一回期日7月13日に傍聴者多数。

・リニア訴訟:9/23第一回期日@東京地裁。7/30(土)14時~15時@名駅東口で街宣

・伊方3号機再稼動は延期

・憲法カフェ@四日市:8/6I(土)13時半から@四日市市文化会館第一会議室。講師は葦葉弁護士。中高生向け。

・グリーンカフェ@名駅周辺でやろう。

・「世代間政治談話会」(仮):鬼松提案

目的 各世代同士の、また各世代間の政治に対する意見などを述べあうこと

日時 8~10月の土日(連休除く)

場所 最寄駅から徒歩5分以内

料金 100~500円(返金可能)

主催 原則は住民団体

(2つ以上の政治団体の共催なら可)

その他 主催=住民団体→政治団体=資金提供

内容 第1部 各世代同士の政治談話

第2部 各世代間の政治談話

標的 第24回参議院議員通常選挙に投票権を行使した愛知県民

世代 1.18~19歳、および20代

2.30~40代

3.50~60代

4.70代以上

目標 各世代10名の参加

 

3、半期収支報告

・党への夏カンパ:会員・サポーターにカンパを募った上で、8月末に本部に納めよう。

・HP費用:近々請求される。

 

4、郵送作業

・参院選総括を8月2日次回運営委員会で確定し、同封する。

・グリーンカフェ、世代間政治談話会のチラシなどを同封する。

・夏カンパのお願いを同封する。

・8月3日の週に小林宅で発送作業する。