緑の党・東海の運営委員会は、2月13日、中部電力に
浜岡再稼動のための安全審査請求の提出に反対する申し入れをしました。
以下がその文章です。
【中部電力株式会社浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)4号機再稼働のための安全審査申請書提出に対する抗議並びに要請】
中部電力株式会社 代表取締役会長 三田 敏雄 様
中部電力株式会社 代表取締役社長 水野 明久 様
及び中部電力株式会社 取締役各位 及び中部電力株式会社 職員各位
福島第一原発事故の原因も究明されていない現状で、原子炉及び建屋の安全を審査することは、そもそも出来ません。
東海地震の震源予想域のほぼ中央に位置する浜岡原発の原子炉直下で、マグニチュード9クラスの地震が起こることを想定し、浜岡原発は、どのような状態になるのかの予測データーの作成と開示をまずは求めます。
高レベル放射性廃棄物などのいわゆる核のゴミの処理方法も確立しておらず、処理場所も全く決まってない中で、稼働させれば核のゴミが必ず排出される原子炉を動かすということは、全く無責任であり、安全も確認できないため、断じて認めることは出来ません。
さらに、福島第一事故でも明らかなように、原発で事故が一端起こると、その対応は一企業の責任範囲を大きく超えるものです。今後一切、原子炉の稼働は止めてください。それよりも、現在危険な状況にある浜岡原発の核燃料プールに保管されている核燃料を、東海地震の津波やゆれにも耐えうる場所及び施設に移設保管することを、責任をもって全力で取り組んでいただくことを強く要請します。
福島では今も、原発事故の影響で、14万人を越える方々が住みなれた故郷を、家を追われて避難生活を続けています。
原発事故により、様々な基本的人権や健康や絆が重篤に害されてきております。これは即ち、原子力発電は、日本国憲法の趣旨に完全に反しているのです。
直ちに浜岡原発の廃炉工程表の作成に取り掛かり、また、同時に、核燃料プールに保管されている使用済み核燃料の移設行程表の作成に取り掛かっていただくように、心からお願いし、重ねて強く要請いたします。
緑あふれる未来を創っていく。安心に平和に暮らしていける環境を創っていく。
子供達の未来をまもっていく。そのために共に手を携えていきましょう。
平成26年2月13日
緑の党・東海 運営委員会