緑の党・東海

脱原発アクション

取り返しのつかない7年8か月

緑の党会員のA.niwaさんが週刊金曜日に投稿した文章を紹介します。


【民主主義回復のための野党共闘】


安倍政権の歳月は「取り返しのつかない7年8か月」であった。
その第一は、アベノミクスである。本来、独立であるはずの日銀が政府と一体となり、異次元の金融緩和を行なった結果、日銀の保有国債は総額500兆円をこえ、日本のGDPに迫る勢いである。
アベノミクスは借金で借金を買う金融緩和をどこまで続けられるかという国を挙げての実験である。このままでは為替が円安に転じたとき、輸入食糧の値上がりにより、お金がいくらあっても足りない時代が来るであろう。


取り返しのつかない政策の第二は戦争法である。日本の平和憲法を「みっともない憲法」と語り、特定秘密保護法、安保法制、共謀罪と平和憲法をないがしろにする法律を次々と制定した。


取り返しのつかない政策の第三は政治不信である。ウソと美辞麗句を並べ言葉による問題の解決を演じてきたが、巧言令色鮮し仁、安倍政権の後半3年間はまさに賞味期限切れであった。
オリンピック誘致のおける「アンダーコントロール」に始まり、「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、基地負担の軽減に全力を尽くす」とうそぶいた。辞任の記者会見においても「核兵器の廃絶、これは私の信念であり、日本の揺ぎない方針でもあります」と言い放った。


しかし、もし自民党党員による総裁選挙が行われたならば、安倍政権に批判的な石破氏が有力という報道がなされている。自民党党員ですら、安倍政権にうんざりしている様子が見て取れるではないか。次回衆議院選挙において野党共闘が成功すれば自公政権を倒すことができると信じる。