緑の党・東海

政治塾

気候危機は平和の危機

あいち・平和のための戦争展に今年初めて、オーガニック名古屋市政の会が「気候危機は平和の危機」というテーマの展示をしました。ペシャワール会の協力を得て、 アフガニスタンでの故・中村哲さんの事業を紹介する形で、気候危機との闘いを考えました。

アフガニスタンは、豊かな農業国でした。ところが温暖化のために、土地を潤していた山岳地帯の雪解け水が、一気に流れてしまい、深刻な水不足を起こすようになりました。

1990年ごろから高温・干ばつが酷くなりました。2000年の大干ばつの翌年が9.11。超大国が瀕死の小国を束になって攻撃。昨年の大干ばつ後は、タリバン政権への経済制裁で食糧支援も届かなくなり、人口の半分が飢餓状態です。

農業ができなくなった農民は都会に流れるか兵士になって家族を食べさせるか。中村哲さんらは、井戸を掘り、用水路を作ることで沙漠になってしまった農地に緑を取り戻しました。兵士も戻ってきて平和が戻りました。灌漑地域は65万人の命を支えています。

途上国は温室効果ガスをほとんど出してないのにもっとも犠牲になる。このような「不正義」を正さないといけません。そんな時、日本人を守ってくれるのが憲法9条。「戦争をしない国」というイメージでした。平和憲法を守りましょう!