緑の党・東海

政治塾

政治サミット in アースデイ名古屋 大好評で幕を閉じました!

アースデイ名古屋 Around the Towerのなかでテレビ塔

 

サミットは、アースデイ名古屋のオリジナルメンバーの1人が、環境系の国際会議で見た光景に感銘して始まりました。

本会場の周りに、自然発生的にテントが張られ、いろんなテーマで、いろんな人が議論してる。誰でも議論に飛び入りできる。そんな雰囲気を作ろうと始まりました。

アースデイ名古屋はもう10年もやってますが、サミットは去年からです。去年は、「教育」「保養」「福祉」などのテントが立ちました。緑の党・東海も「政治」サミットを1日だけやりました。「アベノミクス」「ジェンダー」「参加型民主主義」をテーマにしました。

 

今年は、「福祉」「教育」「食」「子ども」「秘宝」そして面白いのが「音」サミット。

いろんな楽器を通りがかりの人が自由に試す、それに合わせて何度もセッションが始まりました。

 

緑の党の「政治サミット」政治サミットスケジュール表

さて、緑の党は「政治サミット」を2日間担当しました。

 

自分たちの街を、村を、どのように変えていけばいいのか
市町村には何をしてもらいたいか、
みんなの意見を、アイデアを、出し尽くそう。
市民の手でマニフェストを作ろう。

 

アースデイ1日目と2日目午前中の「政治サミット」では、「市民マニフェスト」を作るのが目標でした。

その中からできるものを東海本部の活動方針に取り込みたかったのですが、そう簡単には行きませんでした。

政治サミット3

「政治サミット」の結論は、1回くらいのディスカッションではマニフェストにまとめるべきではない、もっと調査と議論が必要だ、今後はお互い訪問し合おうと参加者は別れました。

 

2日間に渡る貴重な議論のメモを以下に載せます。IWJ愛知と三重市民テレビにより録画もあります。

関心のあるテーマについて、のぞいてみてください。

 

 

****政治サミット 討論メモより****

 

【地域で経済を回そう:農林エネルギー】42610時から12

録画はこちら(録画12分くらいからぼちぼち見てね)

ドラムサークル2

《林業》
林業専業の場合、森林組合か民間の事業体に入る。給料をもらう。
金ができる仕事をやる。補助する行政から業界へ。間伐やりすぎの場合も。
補助金たのみでなく、地域の町の人の必要な仕事を。

戦後植林した木が育っている。主伐材をちゃんと使う。
公共の建物3階以上も木材でききるようになった。

木材を出すことを求められ、市場価格暴落

山主が山の現状を見過ごしている

ハウスメーカーは輸入材しか扱わない。小さな工務店しか地元材を使わない
年間生産量を迫られるから、木材の安定供給が必要だから。
国産材が流通していない

家を建てる経済力のない消費者も本棚やへらを地元間伐材で

リサイクルするにも出口を確保しないと。最終的にどう売るか

1985代 円高。輸入材の方が安かった。今、円安、製造業が日本に回帰しないか。
戦後植林した木材、まだ育っていなかった

生産者とつなぐ機会が必要

地域経済《農業》

農家の暮らしの現状を知る
安くかいたたかれる
JA経由じゃないと売り場がない

岐阜の「おんさい広場」JAでないと出せない。大規模農家の綺麗な野菜した売れない
賢い消費者が生産者を追い詰める

おかえりやさい JAに非加盟
Face to faceのマルシェが必要

消費者のニーズ
まとめ買いが大変なおばあちゃん、買い物難民
農業メディアが必要

野菜が不当に安い
農業・福祉・コミニティ
生まれてからお迎えが来るまで

F1種 固定種 国防のためにも問題冨田貴史

地域産物のブランド化 雇用を作る

会社にいるから農に携われない
消費者が農を知る必要
尾張は交易の中心だった。海産物、山のもの、を市場で

津市美杉町の例
林業、農業、映画のロケ地まわり、木工、加工業

《エネルギー》
福井の原発労働者の雇用

再稼動しないと労働者が来ない。観光に打撃
反原発言うと村八分に
外からの人がぐちゃぐちゃに。代えって反原発言いやすい

イカ釣り船の復活を

高齢化、金銭的余裕がない

高浜でシーズアースデイ:原発後の暮らしをどうする

《農・林・原発立地も孤立している!思いを共有できる場を》
地域地域での、本当に細かな聞き取りと調整が大切

 

 

政治サミット1【自分の未来を自分で決めるために】42613時から15

http://www.ustream.tv/recorded/46695588

若者の投票率低い。おそらく30年前も低かったが、若者が投票したら革新になっちゃう感じがした。

《仲良く話し合えないか》

原発いや、TPPいや、戦争いやは同じ。同じ部分と違う部分。話し合おう
単純に自民に反対、緑の党に賛成というより三宅洋平「国会で自分の意見を言い合ってもらおう」

安倍政権はどんな心?
金曜日に帰省する自民党議員に会いに行こう
与党議員は忙しい、孤立、気の迷いを持ちたくない

合意形成 多数決
緑の党でも執行部に異議。一致点で動くしかない

違う意見を制してはいけない。「賢い者が正しい」をやめたい
みんなが話し合う空気
聞きあえるチャンネルを持つ

《働き方、お金の使い方》吉田くん 小森さん

週休4日制になればいい
会社員の仕事も好きだった、専業農家になるのはリスク。両立したかった
デモや活動する時間もない
政治・農業・会社員みんなできればいい

サザエさん「週休3日制 優雅」求める流れ、いつなくなったのだろう?

会社では事業にのせられないこと、個人ならできるのに
林業も機械集約化、効率化
廃棄率をカバーできる産出量を出さなければならない
1000万円の機械を入れるなら4人の新人を雇いたい
いきなり高性能機械でなく、中間技術のもので
あまり大規模、効率化でないやり方

機械化するほど雇用を奪う

お金の使い方 100均ショップではなく多少高くても丁寧な商品を

政治サミット2経済成長と地域に金を回すことは違う

消費者側のニースを知る必要も
林業が土砂崩れを防ぐ役割もある

必要な労働量は1/3と言われている。2/3は過剰を作り出している
仕事を減らしても、出費を減らし、余裕持って暮らせるようにできないか

国民を大事にしない国 最低賃金が一番低い

長く派遣で働いてきた。10数年前は良い働き方だった。時給1600
派遣の自由化で時給200円下がった。苦しくなった

お金に重きを置いていた。自由とは海外旅行に行けること、好きなものが買えること
自分のために使える時間が自由

沖縄では食べ物を分けてもらったりで、月7万円でやっていけた
今、金で買わなきゃいけなくなり、やっていけない

仕事を含めたライフスタイルをみつめよう
人間が生きていくために必要なものを作る仕事

世界の1/3は人を殺す道具を作る仕事 そこから逃れることが自由

車産業の街。80代の人は、木を切れる若者が来てくれて嬉しい。自分の息子は林業に気がない

若者が行きにくい社会でどう生きるか
国際協力を知る 何が本当か 現場でヒント
思っていることをぶつけ合う場が大事

原発ぶらぶら病で集中力のない子どもができてくる
8時間工場で働けない こんな将来も考える必要がある

 

 

【女性が働きやすく、子どもが健やかに育つために】42615時から17ジェンダー

http://www.ustream.tv/recorded/46698117

男女格差 自由の選択 民主主義が下手くそ

女性市議と付き合いにくいのだろう
職員のほとんどが男性
男性は教育、老人福祉など行政の生活一般に携わっていない。女性議員が必要

婚外子の相続差別が違憲となった。
所得税の寡婦控除のみなし適用が寡夫にも。未婚非婚ひとり親世帯にも適用を。

シングルマザーとしてもっとも大変だったのは保育園
保育料無償化を。ベーシックインカムの制度が必要。

シングルマザーの自助グループを作る。結婚しなくても子どもが産める。

中絶は危険。
途上国の10代女性の死因1位は出産

ドラムサークル3男性の考え方が変わらなければいけない
男性も早く仕事から帰れるように

自民党の家族観:女は家で家事に専念。男は戦争。

出生率をあげる施策で先進国で成功しているのは、女性を働きやすくすること
女性を専業主婦にしようという策ではない

30年前と保育園探しの苦労は変わっていない。
女性の視点で政治がされてないから

国でクオータ制を制度化する必要がある

議員が条例だしやすくなりつつある
議会傍聴はネットでできる。映像アーカイブもある。

団塊の世代が高齢化:介護施設で働く人が不足、介護入居に250人定数のところ600人待ち。

政治が男性向きになっている

男女でなく、得手不得手で役割を決めよう

女性が生きにくい 十人十色
憲法にも個人として尊重、婚姻の両性平等が謳われている

幹部に男性が多い。男性の多い天下りポストに高給。
女性的仕事とされている仕事に賃金差があり過ぎ

 

【市民マニフェスト作りに挑戦】427 10時~12ドラムサークル1

http://www.ustream.tv/recorded/46730708

安城市議・石川翼さん(28)

市政では市長が絶対権力を持っているけど、
こうすべきと言う、意図を持って予算に質問すること
市民会議を開いて、市民運動と結びつくことで、市長に対抗するとのお話。

 

秩父市議・清野和彦さん(30)スカイプ参加

過疎市だけど、企業誘致にやっきになるんじゃなく
地域で経済を回すこと。1、林業を生かす 2、IT系の産業は遠方でもできる 3、電力自給ビジョン 4、コミニケーション誌 

ドラムサークル4【市民マニフェストを作ろう】ポストイットに書かれた内容より
「由らしむべし 知らしむべからず」
ではなく、我が国の主権者のために、しっかりと情報を公開し(秘密保護法には当然反対廃止)、中高生に対して政治や法の学校教育をしっかり行い、民主主義や人権のための知識を提供する。政治や法から主権者を遠ざけるのではなく、近づけるようにしていく。

福島原発事故で、それまでとは違う状況になってしまった。それに対処することが最優先。<喫緊>
(1)福島第一原発の収束 適切な組織、適切な対策。作業員の確保
(2)国民を被曝から守る 汚染地住民の避難
(3)全国での被曝対策 適正な基準値、モニタリング、検査、健康調査

(4)これまでの原子力政策の憲章、追及
(5)新しいエネルギー政策
(6)新しい社会、経済

具体的なライフスタイルの提案
・エネルギーを使わない(エコ)
・時間のある人は自分で作る(コンビニ弁当より、食材から作る
・グローバルチェーンからものを買うより、地域の企業・商店から買う
・ネットで身近なひとたちをつなぐ
ネット-情報(つなぐ)-くらす人(ネットができる人) ローカル
グローバル
経済も雇用も全世界とつながっている。そこをもう少し勉強したい。すべての人がつながるネットワークを。

歌で人をつなげよう。アースデイ1日目

今の問題の根源は、実質的に「健康で文化的な最低限度の生活が担保されていない、または担保されていないと多くの住民(国民)が思っているところにあるのではないかと思います。そこをまず改善しないと、どうにもならないと私は思っています。
もうひとつ、官僚と財界と政治家の3者がつるみ、自分たちさえよければいい政治をし、御用学者とマスコミもアメリカを抱き込んでいます。個人が自由になることで(今の勤務先にしがみついたり、働かなければないないと思ったり)結果的にこのコングロマリットは崩れていくのではないかと思います。
まずは「健康で文化的な最低限度の生活」をすべての国民にもれなく担保すること、そして、賃金が生活保護レベルより「有意」に高い状態を直ちにつくることだと思います。そのうえで、安全な暮らしとコストダウンと未来志向の技術革新に、行政の支出をシフトしてゆくべきです。

時間軸・空間軸でとらえられるダイナミックなマニフェストを!
時間軸:喫緊、中期、長期
空間軸:自分ですること、地域ですること、全国ですること

「つながっている僕ら」に対立なきマニフェストを!

グリーン経済の創設準備会を創る
地域循環型経済のためのターゲット作成
循環型の生活スタイルの啓発活動
みどり村を創りたい
市民マニフェスト作成の会を継続的に行っていきたい
国際的な市民連合をつくりたい
地域のために立ち上がる人々を支援